7月の大雨の影響で中止になった「一畑薬師マラソン大会」の代替イベントとして、主管する実行委員会は24日夜、今秋に「一畑薬師ウォーク」を開くことを決めた。一畑薬師本堂(出雲市小境町)を発着点に、マラソンコースとは反対の北側の山間部を歩く。距離は約10キロで日本海の景色が楽しめるほか、最後はマラソンの名物となっている石段(1138段)も上る。
10月29日に開催する。マラソンは大雨によりコースの一部が崩落したことが原因で、市や山陰中央新報社などでつくる実行委が7月下旬に中止を決定。今年は、マラソンとは別の形で一畑薬師周辺の景色を楽しんでもらおうとウォークを企画した。
当日は一畑薬師本堂で団体祈願をした後、一斉にスタートする。日本海を眺められる山の中腹から出雲市坂浦町の市道や県道23号などを歩き、最後に石段に至る。標高差が約200メートルあり起伏は激しい。
実行委の土江陽治委員長は「豊かな自然が堪能できるイベント。安心して参加してもらえるよう準備を進めたい」と話した。
申し込みは電話のみで受け付け、期間は9月10日~10月10日。小学生以上が対象で定員100人に達し次第、募集を締め切る。参加料は千円で、一畑薬師商店街で使える500円分の商品券がプレゼントされる。問い合わせは実行委、電話0853(63)3699。
(佐野翔一)