子どもたちが宍道湖の自然に触れる「ラムサール探偵団」の活動が2日、松江市の宍道湖岸や、出雲市園町の島根県立宍道湖自然館ゴビウスであった。団員は宍道湖で取った魚を展示する水槽をレイアウトし、生物と環境の関係について理解を深めた。(黒沢悠太)
ゴビウスと宍道湖グリーンパークが、小学4年~中学1年の子どもを対象に行う活動で、今回は出雲市内を中心に13人が参加した。
団員は千鳥南公園で釣りざお、秋鹿なぎさ公園ではたも網を使ってハゼやヌマチチブ、シラタエビを捕まえた。その後、ゴビウスに移動して水槽作りに取り組んだ。
展示したときの見やすさや、生き物がいた場所の環境に近づけることを考えながら砂利や木を配置。魚の種名板のほか、岩場には大きな魚が多く、砂場には小さな魚が多くすんでいるといった注目ポイントを記載したポスターも作った。
島根大付属義務教育学校6年の永島陽海君(11)は「宍道湖の中でも環境が違うと、すんでいる生き物が違うことが分かった」と話した。
団員が作った水槽は6日から10月2日までゴビウスに展示する。