▽検察側
京都アニメーション放火殺人事件の初公判での検察側冒頭陳述要旨は次の通り。
【争点】
被告に責任能力がどの程度あったかが争点だ。「京アニに小説を盗作された」などの妄想に支配された犯行ではなく、被告のパーソナリティーが表れた犯行で、完全責任能力があると主張する。事件の本質は、筋違いの恨みによる復讐(ふくしゅう)だと言える。自己愛的で他責的なパーソナリティーから責任転嫁をし、京アニを恨んだ事件。被告のパーソナリティーに着目してほしい。
【成育歴】
こうしたパーソナリティーが成育歴に起因すると考える。...