東京五輪ホッケー日本代表と補欠メンバーに横田高校出身の6人が選ばれた。高校時代の恩師や競技関係者からは「誇らしい」「活躍する姿が楽しみ」と喜びや期待の声が聞かれ、「ホッケーの町・奥出雲」が輩出した選手たちの活躍に期待を膨らませた。(奥原祥平)

 6人はいずれも全国屈指の強豪として知られる同校ホッケー部に所属していた。

 女子ホッケー部の恩田賢二監督(38)は、3年時に指導したという錦織えみ選手に「DFとして世界のトップ選手をいかに封じてくれるのか楽しみ」と期待し、出場する選手に対して「誰でも出られる舞台ではないのですごいと思うし、うらやましい。出場するだけで満足せず、世界に通用する力を見せてほしい」とエールを送った。

 先輩たちの朗報は、インターハイの出場を目指す後輩の大きな励みになった。女子ホッケー部主将の落合歩佳さん(18)は「奥出雲のような小さな町から、五輪の大舞台に出場する先輩が出るのはとても誇らしい」と話し、「自分たちも頑張りたい」とインターハイ出場が懸かる中国選手権に向け、気持ちを新たにした。

 くにびき国体(1982年)を機にホッケーが盛んになった奥出雲町だが、少子化の影響で競技者の確保は難しくなりつつある。

 島根県ホッケー協会の杉原治理事長(69)は「子どもが少なくなっていく中、横田高校出身者の頑張りを見て、ホッケーをしたいと思ってくれる子が増えれば」と願った。

 6人のうち、五輪に出場経験があるのは、錦織選手のみ。3大会連続で五輪に出場した同校出身の山本由佳理さん(40)は、「五輪で全く緊張しない選手はいない。いい意味での緊張感を持ち、一試合一試合悔いのないようなプレーをしてほしい」と激励した。