地元の食材や人気商品を一堂に集めた「きたうら海辺市」が24日、松江市美保関町北浦の北浦海水浴場であった。野菜や菓子、サザエご飯など数多くのメニューが販売され、来場客でにぎわった。
人口減少が続く北浦地区の活性化につなげようと、自営業者や会社員らでつくる「北浦のミライを考える会」が企画。地区にゆかりのある松江、米子、境港市の計10業者が自慢の商品を販売し、各ブースは購入待ちの行列ができた。
友人と参加した美保関小学校5年の松本薫さん(11)は「いろいろなお店があり楽しかった」と話し、出店した松江市馬潟町のシフォンケーキ専門店「あとりえんね」店主の石川悦子さん(42)は「思った以上の盛況で、みなさんの笑顔がみられてうれしい」と満足そうだった。
次回は11月26日に開催予定で、海辺市の実行委員長を務める諏訪奈津子さん(41)は「町内外の方々が楽しめる場所の提供を通し、関係人口拡大につなげたい」と意気込んだ。
イベントでは海岸での地引き網体験もあり、子どもたちのにぎやかな声が響いた。(石倉俊直)