全国から集まったスーパーカーを見学する人でにぎわう三豊ドリームカーフェスタの会場=香川県内(提供)
全国から集まったスーパーカーを見学する人でにぎわう三豊ドリームカーフェスタの会場=香川県内(提供)
のぼりを持って参加を呼びかける竹口大紀町長=鳥取県大山町御来屋、大山町役場
のぼりを持って参加を呼びかける竹口大紀町長=鳥取県大山町御来屋、大山町役場
全国から集まったスーパーカーを見学する人でにぎわう三豊ドリームカーフェスタの会場=香川県内(提供)
のぼりを持って参加を呼びかける竹口大紀町長=鳥取県大山町御来屋、大山町役場

 高級スポーツカーが一堂に集まる「牛馬の聖地 大山ドリームカーフェスタ2023」が30日、鳥取県大山町大山の博労座である。ランボルギーニやフェラーリといった世界の名車がシンボルマークに牛馬を使用していることに着目し、大山町と大山観光局などでつくる実行委員会が企画した。無料。

 国内最大の牛馬市があった大山は「地蔵信仰が育んだ日本最大の大山牛馬市」として2016年、日本遺産に認定された。ランボルギーニが雄牛、フェラーリが跳ね馬をエンブレムのデザインに使っていることから、イベントを通して大山を「現代の牛馬の聖地」として、魅力発信する。

 中国、四国、九州の愛好家が所有する35台が大山第4駐車場に集結。ランボルギーニの名車「カウンタック」やフェラーリのハイブリッド「SF90」のほか、ポルシェなども集まる。

 イベントは午前9時半~午後3時半。抽選で選ばれた小学生以下30人が助手席に試乗できる。大山寺の大館(おおだて)宏雄(こうゆう)住職が牛馬市の歴史に関して講演する。

 実行委会長の竹口大紀(ひろのり)大山町長は「時代が流れ見ることができない牛馬市を現代版にして再現した。多くの人に訪れてもらい、大山の歴史に触れるきっかけにしてほしい」と来場を呼びかけた。

(中村和磨)