島根県西部に事業所がある企業と大学生による交流イベントが13日、浜田市野原町の県立大浜田キャンパスであり、51社・団体のブースを学生が回り地元企業の魅力を聞いた。
県西部は企業説明会の開催が少ないとの学生らの声を受け、県と県立大が昨年に続いて企画。企業紹介にとどまらず、担当者個人の仕事に対する率直な思いを聞く「働くオトナのリアル」と題して開き、1~3年生約40人が参加した。
前後半の2部制で10分間の面談が各5回あり、学生はいずれも最初の2回は抽選で決められたブースを、残りは自由に回った。担当者から仕事での最も大きなミスと対処方法や、休日に海外旅行を楽しんでいることなど、公私にわたって話を聞き、理解を深めた。
県立大国際関係学部3年の竹下舞さん(22)は「採用担当者の視点で企業選びに助言をもらえて目からうろこが落ちた。参加して良かった」と話した。(中村成美)