




山陰両県在住のモデルが出演するファッションショー「ミューズフェス」が9日、松江市朝日町の松江テルサであった。古いものを加工して新たな価値を生み出す「アップサイクル」がテーマ。モデル35人が過去の流行や着物などを巧みにアレンジした衣装をまとって、約千人の観客を魅了した。
山陰両県の5美容院が舞台作りを担当し、Y2K(ワイ・ツー・ケー)と呼ばれる2000年代初頭のファッションなど、それぞれがテーマを設けて、衣装や音楽を選んだ。美容室TASHIRO(たしろ)は、衣装の肩や腰に着物の柄を取り入れて、和洋を融合。アップテンポな音楽に合わせ、モデルが堂々とポーズを決めた。
母親と訪れた、乃木小4年の牧田誉楓さん(9)は「赤い服がおしゃれですてきだった」と笑顔。松江農林高3年の角晴輝さん(17)は「モデルさんの雰囲気や表情がかっこよかった」と語った。
モデル事務所のモデルスタジオミューズ(松江市上乃木4丁目)などでつくるミューズフェス実行委員会(桑谷優子代表)が主催。公式チャンネルでショーの動画も見られる。
(高見維吹)