歩行者が信号機のない横断歩道を渡ろうとする時に一時停止する車の割合は、島根が全国15位の53・0%、鳥取が21位の50・0%だったことが、JAF(一般社団法人日本自動車連盟)の調査で分かった。両県とも全国平均の45・1%を上回る一方、半数が歩行者の通行を妨げている。道交法違反の「横断歩行者妨害」に該当し、事故を起こしかねないだけに、県警が注意を呼びかけている。

 調査は8月9日~9月20日のうち、平日午前10時~午後4時、全国94カ所の信号機のない横断歩道で実施。島根、鳥取は各2カ所で行い、JAF職員が1カ所当たり50回横断しようと試み、一時停止した車の台数を調べた。

 一時停止率が最も高かったのは長野の84・4%で、...