「熟年生活 冷めたご飯と冷めた妻」「『先に行くぞ』…と夫 『どうぞ逝ってください』…と妻」ー。思わず頬が緩む「字余りお笑い川柳」を安来市広瀬町布部の十阿弥(じゅうあみ)幸(みゆき)さん(80)が創作し、地域の話題になっている。自宅や布部交流センターなどで展示し、好評だ。

 日常生活のひとこまから政治、社会の話題まで幅広くネタにし、絵手紙用の画材で絵を添える。とりわけ目を引くのが高齢者の暮らしや夫婦関係を題材にした作品。「わびしい老後」や「冷めた関係」をつづりながらも、絶妙なユーモアとほのぼのとした絵で、温かい作品に仕上げている。

 長年、...