人工的にふ化させたサクラマスの稚魚を河川に放流しても、多くの場合で生息数は増えず、長期的にはむしろ生態系に悪影響を与えるとの分析結果を北海道立総合研究機構などのチームが発表した。生態的な特性が似ているアユやイワナも同様の恐れがあるといい、「放流は水産資源を増やすのに有効」という通説に一石を投じた。

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