島根、鳥取両県が27日、定点医療機関で18~24日に報告されたインフルエンザの1定点当たりの感染者数を発表した。島根は前週比7・35人減の16・89人、鳥取は7・87人減の15・10人で、両県とも2週連続で減少した。注意報基準(10人以上)は上回っている。

 島根の保健所管内別は、浜田が36・80人と警報基準(30人)を上回り、出雲16・78人、松江15・73、雲南13・00人と続いた。感染者の8割が19歳以下だった。

 新型コロナウイルスの感染者は、島根108人、鳥取110人で、1定点当たりは島根2・84人、鳥取3・79人だった。島根は前週比0・23人増、鳥取は0・24人減だった。

 保健所管内別の内訳は、島根県が、松江(定点医療機関11)29人▽出雲(9)34人▽浜田(5)18人▽益田(5)12人▽雲南(3)8人▽県央(3)2人▽隠岐(2)5人-。25日時点の入院患者は46人で、重症者はいない。

 鳥取県は、米子(11)41人、鳥取市(12)31人、倉吉(6)38人。

 両県は年末年始に人と会う機会が増えることから、手洗いやマスク着用など対策を呼びかけている。

  (原暁)