鈴木は2011年のウィルソン・キプサング(ケニア)の大会記録も1分17秒塗り替えた。日本勢の優勝は02年の武井隆次以来、19年ぶり。鈴木は先頭集団が3人に絞られた36キロすぎでスパートし、35~40キロは14分39秒と終盤もハイペースを刻んで逃げ切った。

 2位の土方英和(ホンダ)は2時間6分26秒、3位の細谷恭平(黒崎播磨)は2時間6分35秒、4位の井上大仁(三菱重工)は2時間6分47秒と好記録が相次いだ。

 来年からは大阪マラソンと統合されるため、今大会で最後の滋賀県開催となった。新型コロナウイルス禍で沿道での応援自粛が呼び掛けられた。(スタート時曇り、気温7・0度、湿度57%、東北東の風1・2メート...