益田市内の切り絵教室の講師と生徒7人による作品展が、同市あけぼの東町のギャラリー茶房「ちいさなぎゃらりーうつわ」で開かれている。1枚の紙を切り離すことなく細部にわたり切り抜いた美しい作品が並び、来場者の目を引きつけている。30日まで。
教室は切り絵作家の寺戸真貴子さん(83)=益田市高津4丁目=が、月に2回指導。はさみやデザインカッターナイフを使用し、転写したモチーフを切り抜く。一つの作品に3~5カ月かかり、1年以上費やすときもあるという。
神社仏閣や花、動物など思い思いの題材で細かく紙を切った作品32点が並ぶ。生徒の一人で、6年通う石川アキオさん(75)=同市水分町=は「白と黒で表現される奥深い世界。一生懸命切った集大成をぜひ見てほしい」と話した。
午前9時~午後5時。16日は店休日。
(藤本ちあき)