19日にふ化したひな(出雲市トキ分散飼育センター提供)
19日にふ化したひな(出雲市トキ分散飼育センター提供)

 出雲市が19日、市トキ分散飼育センター(出雲市西新町2丁目)で、今年初となるトキのふ化を確認したと発表した。

 ふ化したのは3組のつがいのうち、5歳の雄と4歳の雌のつがいが産んだ卵。同日午前8時6分、人工ふ化で1羽が生まれ、鳴き声を上げて元気に動いているという。体重は52・5グラムで、性別は秋ごろに採血して調べる。

 センター内でふ化したひなは65羽目。今年は3組のつがいが計17個の卵を産み、現在のところ最大11個がふ化する可能性があるという。