華道家元池坊石州支部の花展が12、13の両日、浜田市原井町のサンマリン浜田で開かれる。会員らが11日、会場で花を生け、準備した。
花展は年1回、70年以上前から続く。今回は「薫風(くんぷう)はずむ心ウキウキ」と題し、江津市や浜田市、益田市の会員73人が1点ずつ出展する。
会場には1メートル超のびょうぶを設け、ガラスや唐銅(からかね)の花器に旬のシランやシャクヤクのほか、アジサイやバラ、ヒマワリなどを生けた力作が並ぶ。会員らは枝の向きや花同士の配置に最後までこだわり、手を動かした。
小松原博子支部長(71)=浜田市長沢町=は「作品から少しでも初夏の風を感じて、気持ちを癒やしてほしい」と来場を呼びかけた。
午前10時~午後5時(13日は午後3時まで)。入場無料。12日は午前10時から先着20人に無料の生け花体験会を開き、自由に花を生けて作品を持ち帰ることができる。 (宮廻裕樹)