2025年5月の真打ち昇進が決まった立川幸之進さん(44)=松江市出身=ら、松江、米子両市出身の若手落語家3人を集めた落語会が26日午後1時半から、松江市千鳥町の市総合福祉センター大ホールである。地元山陰で3人がそろう公演は初めてで、落語のファンを増やそうと意気込んでいる。
出演するのは、東京の落語界で山陰両県出身者として初の真打ちになるとみられる幸之進さんと、古典落語をメインに新作落語にも取り組む立川らく人さん(39)=米子市出身、独特のフラ(何ともいえぬおかしみ)がある桂伸べえさん(34)=松江市出身=の3人。
落語を中心に伝統話芸の会を開く「山陰落語の会」が、地元出身の若手を応援しようと企画した。幸之進さんは「落語はいわゆるお笑いとは違い、笑わせるだけではない。少しでもお聞きいただければうれしい」と話す。
一般前売り3千円、高校生1500円。問い合わせは山陰落語の会、電話090(2867)4881。