高校生がパフォーマンスをしながら即興で絵を描くアートパフォーマンスバトルが25日、松江市朝日町の松江テルサであり、松江南美術部が2年連続でグランプリに輝いた。
イベントは松江をアートの町にしようと活動するアーティスト集団STAが主催し、今年で2回目。アートパフォーマンスバトルはチーム戦で、制限時間内に題に沿った絵を協力しながら完成させる。絵の完成度だけではなく、描き方やパフォーマンスも審査対象になる。今回は松江北、開星など5校から計9チームが出場した。
決勝戦には松江南と松江商、安来が出場した。「スポーツと爆発」をテーマに、30分間の制限時間内に高校生たちが筆や新聞紙を使って色を重ねた。生徒たちはそれぞれ足の裏まで絵の具をつけながら、懸命に腕を動かし絵を完成させた。
優勝した松江南のチーム「酉刻半定時(むつはんていじ)」は、極彩色に塗ったキャンバスいっぱいに野球ボールや陸上選手を描き上げ、楽しみながら創作に向かう姿勢が高く評価された。
松江南2年の中村柚花さん(17)は「2連覇できてうれしい。何よりも楽しく仲間と絵が描けた」と笑顔だった。
(林李奈)













