鳥取県八頭町は5日、2018~20年度の町県民税などで、12人・世帯の課税額に計約560万円の誤りがあったと発表した。算定の基となる所得情報を古いままにしていたのが原因。過少だった人には追加課税の手続きを、過徴収だった人には還付手続きを進める。
誤りがあったのは町県民税のほか、国民健康保険税、介護保険料、町営住宅使用料。
6人・世帯は計約443万円が過少で、追加課税の最多は約250万円となる。残る6人は計約118万円が過徴収だった。
町税務課によると5月中旬、新型コロナ禍の影響を把握するため、職員が住民所得を調べたところ、極端に少ない人を発見。最新の申告内容を所得情報に反映していないことに気付いた。
これを受け、還付期限となる過去5年間の全ての所得情報を調べ、反映漏れを確認。関連する税や保険料のミスが分かった。
町は対象者に謝罪。吉田英人町長は「税務行政の信頼を著しく損なうこととなり、深くおわび申し上げる。再発防止に取り組む」とコメントした。 (福間崇広)











