裏金事件を受けた政治資金規正法改正で、岸田文雄首相が大幅譲歩に追い込まれた。当初は各党の修正要求に耳を貸さなかったが、今国会中の法改正実現が危ういと見るや、焦りを募らせ態度を一変。公明党と日本維新の会の主張をほぼ「丸のみ」した。自民党内の調整が生煮えのまま下した政治決断は9月の...