旧JR三江線の橋脚にチョーク絵を描く来場者=江津市江津町
旧JR三江線の橋脚にチョーク絵を描く来場者=江津市江津町

 古い街並みが残る江津市江津町の江津本町地区で9日、まち歩きイベント「ふらり」が開かれた。20回目となった今回は「みんなでつくる本町アート」をテーマに、来場者が地区内に残る旧JR三江線の橋脚にチョークで絵を描いて楽しんだ。

 イベントは2006年、若者有志が始め、地元住民でつくる「本町地区歴史的建造物を活(い)かしたまちづくり推進協議会」が引き継いで開いている。

 旧JR三江線の橋脚(高さ約5メートル、直径約2メートル)4本をキャンバスに見立てたチョークアートコーナーで、来場者は色鮮やかなチョークを片手に、アニメキャラクターや風景、太陽、虹といった思い思いの絵を描いた。家族で訪れた江津東小学校3年の久座瑠莉さん(8)は「絵を描くのが好きなので楽しかった。またやってみたい」と話した。

 紙で作るハスの花や、神楽の鬼棒を作る体験コーナー、写真や作品の展示、音楽演奏、書道パフォーマンス、軽食や雑貨の販売などもあり、市内外から2500人が来場した。(村上栄太郎)