浜田市国分町、国府まちづくりセンターで11日、国府小学校3年生と高齢者の交流活動があった。一緒に体を使ったゲームをして、高齢者に困っていることがないかを聞くなど交流を深めた。
同校の総合的な学習の一環。3年生43人と、山陰中央新報国府販売所が主催する健康サロンに通う住民8人が参加した。
子どもたちは住民に階段を上る時や歩く時に大変なことがないかなどを質問。住民は階段に手すりを設け、トラブルがあった場合や体力不足を考慮し、散歩で遠出しないよう気をつけていると答えた。
介護予防コーディネーターの吉川優子さん(61)の司会で、参加者が2人一組でタオルを引っ張り、隣の組にタオルでボールを渡すゲームをした。2チームに分かれ、どちらが早くボールを往復できるかを競い、盛り上がった。
柳奈那(なな)さん(9)は「高齢者の生活が少し分かったから学校でまとめたい。ゲームも楽しかった」と話した。吉川さんは「コロナ禍で減った高齢者と子どものつながりがより持てるよう、地域で考えていきたい」と今後の活動を見据えた。(宮廻裕樹)