ランナーからの質問に答える川内優輝選手=島根県隠岐の島町西町、隠岐島文化会館
ランナーからの質問に答える川内優輝選手=島根県隠岐の島町西町、隠岐島文化会館

 プロランナーの川内優輝選手(37)=あいおいニッセイ同和損保=と市民ランナーが交流を深めるイベントが17日、島根県隠岐の島町内であった。7月7日の豪州・ゴールドコーストマラソンに出場する予定の川内選手は、故障からの回復へ向けての体調やメンタル管理などについてランナーからの質問に丁寧に答えた。(鎌田剛)

 川内選手は16日にあった隠岐の島ウルトラマラソン招待選手で、交流イベントは所属するあいおいニッセイ同和損保が主催し、約60人が集まった。

 ウルトラマラソンで50キロを走った川内選手の記録は3時間54分26秒、1キロ平均4分40秒。左側のハムストリングス(臀部(でんぶ)から太ももの裏側の筋肉)の痛みを治療中で、ペースを落としたという。

 ゴールドコーストマラソンでは「先頭争いは無理でも痛みなく走れるようにしたい」と語り、補欠になっているパリ五輪男子マラソンは「現地には行けないと思うが、替わってもしっかり走れるように準備する」と決意を明かした。

 レース中に苦しい時、どう乗り越えるかという質問には「諦めたら感動のゴールシーンはないぞ、と頑張る。隠岐は応援が多いので応援を力に変え、苦しいことを考えないようにするといい」とアドバイスした。

 質問した同町城北町の県職員長岡晃史さん(45)は「ウルトラマラソンが初めてのマラソンだったので、リカバリー方法は参考になった」と話した。