出雲署は6日、投資名目で出雲市内の50代男性が現金1586万円をだまし取られる交流サイト(SNS)型投資詐欺被害に遭ったと発表した。
男性は3月ごろ、ネットの投資に関する広告から、「小島」と名乗る人物とLINE(ライン)でやりとりをするようになった。重ねるうちに知識が豊富な個人投資家と信じ、その後に先生を名乗る「清水」を紹介され、やりとりを続けた。
男性は投資アプリをダウンロードして口座を開設し、指定口座に振り込んだ。アプリ上は、投資による利益が出たように表示されたため、男性はもうけが出ていると信じ、4月25日から6月27日にかけて10回にわたり振り込んだ。
男性が利益を引き出そうとしたところ「運営費を払え」「払わないと遅延金が発生する」とのメッセージが届き、警察に相談して詐欺と気付いた。