お伽歌劇「ドンブラコ」公演のチラシ
お伽歌劇「ドンブラコ」公演のチラシ
入場整理券の取り置きができる2次元コード
入場整理券の取り置きができる2次元コード
お伽歌劇「ドンブラコ」公演のチラシ
入場整理券の取り置きができる2次元コード

 おとぎ話「桃太郎」を題材に、1912(明治45)年に作曲された「お伽(とぎ)歌劇『ドンブラコ』」の公演が9月1日、米子市末広町の米子コンベンションセンター小ホールである。日本の子ども向けオペレッタや、ミュージカルの原点になったとされる作品で、解説と演奏で再現する。

 「ドンブラコ」は、明治~昭和初期の作曲家で児童歌劇の発展に尽力した北村季晴(すえはる)(1872-1931年)が作った。作品に「通りゃんせ」「子守唄」「ひらいたひらいた」など多くのわらべ歌も取り入れ、子どもたちが西洋の音楽劇に慣れ親しめるよう工夫された。12年に東京・歌舞伎座で初演。14(大正3)年には宝塚少女歌劇(現宝塚歌劇団)の初公演でも上演された。

 開演は午後2時。主催は島根県立大短期大学部の渡邉寛智研究室で、渡邉教授による解説と山陰少年少女合唱団リトルフェニックスの演奏で魅力を紹介する。渡邉教授は「今では子ども向けミュージカルは当たり前だが、日本で広まるきっかけになった作品があったことを知ってほしい」と話した。

 入場無料。整理券が必要で、島根県立大松江キャンパス(松江市浜乃木7丁目)と米子コンベンションセンターで配布しているほか、2次元コードから取り置きできる。