【津和野】島根県津和野町邑輝の国指定名勝・旧堀氏庭園で28日、「涼を愉(たの)しむ」をテーマにしたお茶会が開かれた。スタッフが明治時代に建築された客殿・楽山荘で冷やした抹茶を振る舞い、地元の銘菓とともに来場者をもてなした。
冷たい抹茶の提供は昨年に続き2回目。山から吹き降ろす風を感じながら味わって涼んでもらおうと始めた。
津和野町内美から訪れた舟山宏輝さん(30)は「冷たい抹茶を飲むのは初めてでとてもおいしかった。旧堀氏庭園にはよく来るが、普段はできない特別な体験ができた」と喜んだ。
今季はこの日が最終回で、計6日間開催した。観光客や地元住民ら約40人が、夏らしいガラス茶わんでお茶席を楽しんだ。(岡野優衣)