4日から12日までの大雨で被害を受けた雲南市では16日午後3時時点で、依然として三刀屋町と吉田町の計3地区で7世帯17人が孤立状態だ。断水は三刀屋、掛合、吉田3町の473世帯におよび、島根県によると復旧は31日の見込み。
断水が続く三刀屋町の飯石地区では住民が水を求めて、給水が受けられる交流センターを訪れた。周辺は道路が崩れている場所があり、センターの高尾枝理さん(33)は「ボランティアが入れる状態でないところもある。二次災害の危険もあり、素人ではどうしようもない」と話した。
17、18の両日は三刀屋町の鍋山、飯石、中野、吉田町の田井、掛合町の多根の各交流センターで給水できる。
住宅の被害状況が明らかになり、県によると一部破損が雲南市で51棟増えて計113棟、出雲市は34棟増の計42棟。
のり面崩壊で全面通行止めの県道松江木次線の松江市乃白町|東忌部町間は、19日午後1時から一部片側交互通行などで通行可能となる。交通量が1日1万台と多いだけに、松江県土整備事務所は通勤時間帯は農道への迂回(うかい)を勧める。
(狩野樹理)













