個性豊かな水彩画を鑑賞する来場者=松江市殿町、島根県民会館
個性豊かな水彩画を鑑賞する来場者=松江市殿町、島根県民会館

 山陰中央新報社文化センター松江教室で開いている水彩画講座の講師や受講生による作品展が15日、松江市殿町の島根県民会館で始まった。個性が光る作品約40点が来場者を楽しませている。22日まで。入場無料。

 講座は20年前から水彩画に取り組む水野博司さん(80)=松江市春日町=が講師を務め、50~80代の受講生21人が週に1回活動し、デッサンや彩色に取り組む。

 8回目となる作品展には、人物画や風景画などを出展。児玉大六さん(83)の作品「夕暮時の赤レンガ倉庫」(縦約38センチ、横約45センチ)は紫やオレンジの鮮やかなグラデーションで夕暮れを表現した。

 水彩絵の具を薄くのばし、紙の素材感を生かして果物を描いた作品や、植物を細かくデッサンした作品などが並んだ。

 松江市上乃木3丁目の公務員小豆澤佑香さん(35)は「どれも色合いがきれいで引きつけられた」と話した。 (林李奈)