脱炭素や省エネの推進に向け、工場などから出る排熱の有効活用が注目されている。産業部門の排熱の大半を占める200度未満の熱を利用する発電方法や、熱を効率よく輸送できる技術に進展が見られる。十数年ぶりに国内の電力需要が増加する見通しがある中、専門家は「産業排熱も今後増える可能性がある」と指摘している。

蓄電池に充...