広瀬健太(39)がバスケットボールを始めたのは、松江市立大庭小学校4年のとき。当時は二足のわらじを履いていた。

 育った家庭はまさに「スポーツ一家」。父・博志はレスリングの国体選手で、母・真理子はバレーボールの元日本代表。松江市内で教室を開いていた父の影響もあり、3歳の頃、人生で初めて向き合ったスポーツは、バスケではなくレスリングだった。

 レスリングで大きな武器...