小中学生たちの絵画を楽しむ来場者=大田市大田町、島根県立男女共同参画センターあすてらす
小中学生たちの絵画を楽しむ来場者=大田市大田町、島根県立男女共同参画センターあすてらす

 大田市大田町の島根県立男女共同参画センター・あすてらすで、市内の小中学生の絵画展「絵で伝えよう!わたしの町のたからもの」が開かれている。思い思いに色を重ねた町や校舎といった風景21点が大田の魅力を伝えている。2月9日まで。入場無料。

 地域の文化や自然の素晴らしさを見つめ直し、未来に引き継ぐ気持ちを育もうと、石見地区ユネスコ協会が3年連続で企画した。市内の小中学校21校が1点ずつ出展した。

 最優秀賞に輝いたのは朝波小1年、小原大和さんの「大きくそだってね」で、ヒラメ稚魚の放流体験の思い出を題材にした。黄、青、紫など彩り豊かな斑紋のヒラメが元気に海中を泳ぐ様子をかわいらしく描いた。草花を交えた三瓶山周辺ののどかな校舎風景や、五十猛町の伝統行事「グロ」などを題材にした作品も並ぶ。

 大田市久利町の団体職員、福谷修平さん(31)は「地元の風景をよく見ていて、絵のタッチがどれも素晴らしい」と見入っていた。(勝部浩文)