安来市宇賀荘町、宇賀荘交流センターで「寒の椿(つばき)展」が開かれるのを前に24日、出品者が会場で準備を進めた。
地元のツバキ愛好家でつくる「宇賀荘花木の会」(前田敏光会長)が主催する。会員28人が丁寧に栽培する95鉢が並ぶ。
赤やピンク、白の花が緑の葉の中に浮き上がるように咲く。安来市内で発見された品種「三乗山」は鮮やかな赤い花、「コナ」は緑色でキャベツのような花を咲かせる。「新世紀」や「ピオニークイーン」はバラのような花が目を引く。
前田会長(72)は「70種類ほどのツバキが一堂に集まるのは山陰でも珍しい。さまざまな品種のツバキを見て楽しんでほしい」と話した。
展示は25、26の両日、午前9時から。入場無料。苗やつばき油などの販売もある。 (狩野樹理)