鳥取県庁
鳥取県庁

 鳥取県は3日、新型コロナウイルス感染急拡大に伴い、県内の感染状況が政府分科会の示すステージ3(感染急増)に入ったと発表した。一部の指標はステージ4(爆発的感染拡大)の水準を超えたが「総合的に判断した」という。まん延防止等重点措置の検討対象となるステージ3突入は山陰両県で初めて。

 3日時点の主な指標は、入院患者数が予定を含め179人で、確保病床(328床)使用率は54・6%▽人口10万人当たりの療養者数43・7人▽直近1週間で人口10万人当たりの新規陽性者数29・9人|といった指標はステージ4の水準を上回る。一方、直近1週間のPCR検査の陽性率3・8%▽直近1週間の感染経路不明割合19・9%|といった指標はステージ3の水準に達していない。

 県は、入院待機者を診察して入院と在宅療養、宿泊療養に振り分ける「メディカルチェックセンター」を県東、中、西部の3カ所に開設済み。無症状や重症化リスクが低い感染者を宿泊療養施設や在宅療養に回す。1日には宿泊療養施設の部屋数を141室から271室へと倍近くに増強。3日時点で予定を含め宿泊療養施設や自宅療養に64人が入っている。

 県の専門家チーム会議で平井伸治知事は、都会地を中心とする感染急拡大が地方を巻き込んでおり今後、ステージ4になり得ると指摘。「良くなる要素は見えない。県民、事業所、行政が総力戦でやっていかないといけない」と訴えた。

 県が3日発表した新規感染者は25人。居住地は鳥取市14人、米子市1人、県西部2人、非公表8人。このうち2人が、クラスターの発生したライブハウス「Stayvia(ステイヴィア)」(鳥取市商栄町)に出入りしており、6人は感染者からの2次、3次感染だった。
 県内の累計感染者数は838人となった。
      (藤井俊行)