似顔絵作家、細田滋さん(71)=雲南市大東町田中=の似顔絵展が出雲市斐川町神庭、荒神谷博物館ホールで開かれている。政治家や俳優、野球選手といった有名人の特徴をとらえた約30点が来館者を楽しませている。4月7日まで。
細田さんは島根県職員だった30歳ぐらいのころ、労働組合の機関紙に1こま漫画を掲載し始めてから、政治家などのイラストを描くようになった。ペンと鉛筆で描いてきたが、現在はパソコンソフトで制作している。
作品展には石破茂首相、歌手の竹内まりやさんら山陰ゆかりの人物をはじめ、大リーグ・ドジャースに入団した佐々木朗希投手、昨年亡くなった俳優の西田敏行さん、漫画家の楳図かずおさんらの顔が並ぶ。フィギュアスケート坂本花織選手の艶やかな表情、顔を描かずに動きだけで表したシンガー・ソングライター米津玄師さんなど、見どころある作品も多い。
細田さんは「自然な表情を楽しんでほしい」と話した。午前9時~午後5時。入場無料。(佐藤一司)