【飯南】島根県飯南町赤名地区の氏子など350人でつくる赤穴八幡宮敬神婦人会の50周年記念事業が15日、同町上赤名の赤穴八幡宮で行われた。来場者は厳かな神事の後、奥飯石神楽の舞などを観賞し、節目を盛大に祝った。
同婦人会は1975年結成で半世紀にわたり活動してきた。現在はお宮の清掃活動をはじめ、住民を集めた交流サロンを企画するなど、地域振興活動にも力を入れている。
記念事業では、同地区住民が安来節やマリンバの演奏を披露。奥飯石神楽伝承神楽団による奥飯石神楽の披露もあり、来場者は勇壮な舞に歓声を上げた。
同婦人会の升田真由美会長(73)は「地域の方々の支えがなかったらここまで続いていない。今後もつながりを大切に活動していきたい」と話した。
岡山県倉敷市から訪れたという会社員の平井康正さん(51)は「神楽は激しい舞で迫力があり、マリンバの演奏はきれいな音で癒やされた」と笑顔だった。(景山達登)