島根県と松江市は17日、計30人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。居住地別は松江市13人、浜田市7人、益田市4人、出雲市2人、大田市、江津市、奥出雲町、県外が各1人。1日の感染者数としては過去3番目の多さで、2桁の感染者発表は8日連続。感染拡大が続いている。
いずれも軽症か無症状で、16人は既に判明した感染者の濃厚接触者や接触者。残りは医療機関の受診などで判明し、うち5人は発症日2週間前以降に県外への移動歴があるが、接触者は把握できている。
東京五輪の警備応援に派遣された県警警察官の感染がさらに1人判明した。松江市在住で、13日に感染が確認された他の警察官とともに7月上旬から8月9日まで同じ五輪施設の警備に当たり、宿泊施設も共にした。帰県後は自宅待機しており、県民との接触はなく、接触者は特定できている。
県内の累計感染者数は968人。17日午後4時時点で入院者数は140人で重症者は1人。確保病床(324床)の使用率は43・2%。