インスタグラムで情報を発信する左から、丸岡陽香さん、岡本朋華さん、安部葉月さん=米子市東福原2丁目、米子信用金庫
インスタグラムで情報を発信する左から、丸岡陽香さん、岡本朋華さん、安部葉月さん=米子市東福原2丁目、米子信用金庫

 新型コロナウイルス感染拡大で疲弊する地元飲食店などを応援しようと、米子信用金庫(米子市東福原2丁目)の女性職員3人が、画像共有アプリ「インスタグラム」で店舗情報の発信に力を注ぐ。掲載店は100店を超え、人気がじわり広がってきた。

 担当するのは営業統括部の丸岡陽香さん(28)、安部葉月さん(30)、総合企画部の岡本朋華さん(23)。通常業務の傍ら取材に出掛け、同庫の公式アカウントで、週1回のペースで投稿を続ける。山陰両県の県境をまたぐ営業エリア内のカフェ、パン屋、焼き肉店、温泉旅館などの一押しを紹介し、写真や動画も女性視点で「映え」を意識する。

 新型コロナの打撃が地元経済に広がる中、「取引先をもっと知り、魅力を伝えたい」という若手職員の発案で始めた。

 掲載店は117店に上り、登録者数も段々と増えて1197人(19日時点)となった。フォロワーからは「いつも楽しみにしています」「店に行ってみました」といったコメントが寄せられる。

 丸岡さんは反響に喜び、「地元の信金職員だからこそ知っている店や山陰の魅力をどんどん発信したい」と話した。

      (岩垣梨花)