作品を鑑賞する来場者=米子市中町、市美術館
作品を鑑賞する来場者=米子市中町、市美術館

 日本の書壇を代表する作家や山陰両県の書道家の作品を一堂に集めた第49回「日本の書展」米子展(山陰中央新報社、全国書美術振興会主催)が27日、米子市中町の市美術館で開幕した。巧みな技を駆使した296点が来場者を魅了する。30日まで。

 全国の主要都市を巡回し、米子開催は3年ぶり。中央書家の作品を集めた「現代書壇巨匠選」(16点)と「現代書壇代表選」(80点)、両県の書家による「山陰現代書道代表展」(40点)、「山陰現代書道選抜展」(160点)の4部門がある。

 漢字、仮名文字、近代詩文書、大字書、前衛書、篆刻(てんこく)と多彩な作品が並び、大田市の井上洋美さんの大字書「舞」は、堂々とした筆遣いで躍動感を表現。

 米子市の野本春苑さんは鳥取市出身の自由律俳人・尾崎放哉(ほうさい)の句「心をまとめる鉛筆とがらす」を、流麗な筆致で仕立てた。

 森田尾山運営委員長(79)は「書道表現の幅広さを感じてほしい」と来場を呼び掛けた。

 会期中無休。開館時間は午前10時~午後6時。入場料は一般・大学生700円、高校生以下無料。 (柴田広大)