島根県産の原料を使ったみその手作りセットを発売した垣崎醤油店の垣崎宏次さん=邑南町中野
島根県産の原料を使ったみその手作りセットを発売した垣崎醤油店の垣崎宏次さん=邑南町中野

 島根県邑南町中野の老舗醤油(しょうゆ)店が、地元産の有機大豆や厳選した原料を使い自宅でできる「みその手作りセット」を発売した。新型コロナウイルスの影響で自宅にいる時間が増えたことを機に、手作りした安全安心でおいしいみそを食べて健やかに過ごしてほしいと考案した。

 発売したのは1921年から続く垣崎醤油店で、新型コロナウイルス感染拡大により、健康に気遣う人が増え、毎日使う調味料を安心して使いたいとのお客さんの声に応えて企画した。

 セットは老舗のこだわりで原料を厳選。江津市の江の川流域で栽培された有機丸大豆と、県産の有機玄米から同店が作る玄米こうじ、浜田市の海水を釜に入れて炊き上げた塩が入っていて、3キロ分のみそを造ることができる。

 造り方は大豆をよく洗い、10時間水に漬ける。鍋であくを取りながら弱火で4時間煮て、冷めたらすり鉢やビニール袋に入れ、たたいてつぶす。後は塩とこうじを混ぜ、容器に入れて重しを載せて保管。仕込みから約8カ月で完成する。

 みそは雑菌の少ない2、3月の寒い時期に仕込み、7、8月の暑い時期に上下を混ぜる天地返しをするとよりまろやかでおいしく仕上がるという。

 企画した同店の垣崎宏次常務(35)は「県産の原料で安心安全に自信がある。ぜひ、自分で造ったみそを味わってみてほしい」と話した。

 価格は4860円。同店と同店ホームページで購入できる。問い合わせは同店、電話0120(141)639。     (石川麻衣)