新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ観光需要を取り戻そうと、松江市が冬季にキャンペーンを展開する。個人や団体旅行者への割引や、関連団体の独自企画に対する財政支援を予定し、来訪を促す。

 観光回復キャンペーンとして、特に観光客数が落ち込む12月以降に計画。県外客の誘致に向け、個人客対策では宿泊予約サイトを通じて泊まった人の料金を2500円割り引く。

 団体客向けは、商品開発した旅行会社に対し、宿泊者1人当たり3千円を補助することを検討中。

 市内の旅館組合が観光宣伝や特典付きプランを企画した際に、必要となる経費の一部を支援する。

 いずれも新型コロナの感染が落ち着いた段階での実施を予定。状況によっては時期を見直す場合がある。

 市は8日開会予定の市議会9月定例会に提出する2021年度一般会計補正予算案に、関連事業費7千万円を計上。新型コロナ対策の地方創生臨時交付金で賄う。

 20年の市の延べ宿泊客数は19年比45・4%減の115万人。21年も1~7月が19年同期比で約5割減と、感染拡大の影響が続く。(片山大輔)