ユニークな感性が光る作品を鑑賞する関係者=益田市常盤町、グループホームふぁみりえ
ユニークな感性が光る作品を鑑賞する関係者=益田市常盤町、グループホームふぁみりえ

 物作りが得意な障害者が手がけたアート作品の展示販売会が30日、益田市常盤町のグループホームふぁみりえで始まった。陶器や絵画など個性豊かな作品が並ぶ。入場無料、11月5日まで。

 市内事業所や団体で活動する約20人と、養護学校の生徒が出品。花瓶や食器、イノシシの皮で作ったレザー財布、石見神楽がモチーフの面や絵画などがある。蜂蜜や菓子などの加工品も販売する。

 ふぁみりえの佐々木理枝管理者は「市内に物作りがうまい人が多くいると知ってもらい、作り手の活力につながるようにしたい」と話した。

 展示販売会は市内外で活動する障害者の発表機会を設ける目的で、余暇活動を支援する団体「GosoGosoClub.com」(ゴソゴソクラブ・コム)と、金型製造のアケボノ(益田市左ケ山町)、県立益田養護学校(同市横田町)が初めて開いた。11月1~3日は陶芸や押し花、神楽面の絵付けなどの体験コーナーがある。

 (堀尾珠里花)