全候補者が初ノミネートでそろった今冬の直木賞で、受賞の栄誉に輝いた。社会の片隅に生きる人々を描いた滋味あふれる連作短編集を「地味」と評する向きもあるかもしれないが、息苦しさの増す今こそ読まれる...