明治期の教育者・西田千太郎(1862~97年)が松江で暮らした家は四つある。千太郎の日記によると、最初の住まいは「雑賀町三丁目ノ二丁目」にあった生家で、近隣には渡部寛一郎(私立中学修道館館長)や石倉俊寛(第4代松江市長)らの家が並んだ。演劇評論家の伊...