宍道湖岸の砂浜を清掃する松徳学院中学校の生徒たち=松江市岡本町
宍道湖岸の砂浜を清掃する松徳学院中学校の生徒たち=松江市岡本町

 宍道湖の環境について学ぼうと、松徳学院中学校(松江市上乃木1丁目)の1、2年生49人が7日、シジミの放流や清掃活動に取り組み、身近な水辺に理解を深めた。

 総合建設業、まるなか建設(同市玉湯町布志名)の社員10人が講師役を務めた。同社が関わる、湖岸に砂浜を整備する事業は、砂浜により打ち寄せる波が小さくなり、植物が生息しやすい環境になると紹介した。

 湖岸で、生徒は簡易キットを使って、生物が生息しやすい水質かどうかを調査した。シジミの放流や砂浜の清掃にも取り組み、環境整備に一役買った。

 同社土木部の遠藤さらさん(22)は「シジミが水をきれいにしてくれることを知ってほしい」と話した。松徳学院中1年、竹内和(のどか)さん(13)は「人も生き物も、過ごしやすい場所になるといい」と願った。

(森みずき)