島根県奥出雲町の小学校6年生75人がこのほど、旧鳥上小学校(奥出雲町大呂)の古代たたら体験学習工房で、たたら操業を体験し、郷土の伝統技術に触れた。
児童は斐伊川の水を引き込んで砂鉄と砂を分ける鉄穴(かんな)流しや、炭を5、6センチに切る炭切り、粘土による炉造りを体験した。
本操業で、交代で送風装置・ふいごを動かして炉に空気を送った。最高温度約1300度に達する炉の上部から砂鉄と木炭をそれぞれ1キロずつ交互に投入した。
木炭を入れた瞬間や、ふいごの勢いが強い時は、炎が1メートル近くの高さまで上がった。約8時間半かけて、砂鉄約150キロ、木炭約200キロを投入した。
たたら製鉄の技術者の指導で、炉を少しずつ壊し、炉の中にできる鉄の塊の〓(金ヘンに母)(けら)を取り出した。横田小6年の松崎万里子さん(12)は「品質にこだわる職人さんの思いを知ることができた。この伝統技術を今後は私たちが伝えていく」と話した。
体験学習は同町教育委員会と小学校でつくる町文化体験実行委員会が2004年から毎年、開いている。(景山達登)












