【奥出雲】JR木次線のトロッコ列車「奥出雲おろち号」の運行に合わせ、島根県奥出雲町布勢地区の子どもたちが、オリジナルの応援グッズを手に乗客を出迎えている。山あいに響く明るい声が沿線の地域を活気づける。
5日は奥出雲町八代の線路沿いに園児や児童、大人たち約30人が集合。青と白の車体が姿を見せると、おろち号を描いた木次線応援旗や「きてくれてありがとう」の文字を入れた横断幕、衣装を着せたかかしを乗客に披露し、列車が見えなくなるまで手を振った。
布勢小学校4年の藤井渉史君(10)は「これからも参加し、地元を元気にしたい」と話した。
毎月1回、布勢地区内4カ所に分かれて住民が取り組むお出迎え。「おろち号を応援したい」という子どもたちの声に応え、地域全体の活動になった。
布勢公民館の山田伸二館長(66)は「地域を元気にしたいと思う人が増えてくれたらうれしい」と笑顔を見せた。
(清山遼太)












