11月、山陰中央新報社に一通の手紙が届いた。

 『私を取材していただき、記事にしていただきたいのです』

 差出人は官民協働型刑務所・島根あさひ社会復帰促進センター(浜田市旭町丸原)で服役する26歳の男性だった。便箋1枚。『スクープのような犯罪ではありませんが、被害者はいます』『犯罪に手を染めて...