討論会で発言する神英雄氏(右)と作野広和教授=広島市中区、広島YMCA国際文化センター
討論会で発言する神英雄氏(右)と作野広和教授=広島市中区、広島YMCA国際文化センター

 歴史的な街道が残る地域での持続的なまちづくりや観光振興を考える討論会がこのほど、広島市内であった。山陰両県を含む中国地方各地から参加したパネリストが持論を展開し、住民と協調して地域振興に取り組む重要性を語り合った。

 城下町として栄えた街並みを舞台に地域活動に取り組むNPO法人いんしゅう鹿野まちづくり協議会(鳥取市鹿野町鹿野)の小林清事務局長は、芸術や料理をテーマにしたイベントの開催実績を紹介。「外から訪れた人と地域の人が一緒に楽しめることを重視している」と説いた。

 加納美術館(安来市広瀬町布部)の神英雄・前館長は「興味を持つ研究者を地元に巻き込んではどうか。(研究者が)多くの人を連れて来てくれる」と、学会の誘致を提案した。

 進行役を務めた島根大教育学部の作野広和教授は「街道同士が交流することがすごく大事。街道文化の持続性を高めていってほしい」と述べた。

 討論会は官民組織「夢街道ルネサンス推進会議」などが主催し、約100人が聞いた。神氏の基調講演もあった。

 (錦織拓郎)