大坂は怒りを出すことが一度もなく、技巧派の謝淑薇の好ショットも「想定内」として笑う心の余裕があった。トリッキーな返球に乱されず、試合を支配し「全くイライラすることがなかった。何をやるべきか理解していたし、全てがはっきりと見えていた」。ブレークを許さない1時間6分の完勝で、4強入りを一番乗りで決めた。

 過去5度の対戦で4度がフルセットとなり、1度敗...