人口減少や人手不足が進み、地方の暮らしの維持が困難になっている。バス路線の廃止で「陸の孤島だ」と嘆く声も。一方、ヒト・モノ・カネが集まる東京都は水道基本料金無償化など手厚いサービスを矢継ぎ早に展開。一極集中が止まらない。地方の生活をどう守るかが問われる中、衆院選での論戦は低調だ。

 ▽使い道なし

 「路線バスの廃止について」。1月下旬、国道41号に面した富山市庵谷地区のバス停には、昨年10月の廃止を告げる張り紙が残っていた。

 富山地方鉄道は、深刻な運転手不足により、18路線で廃止または一部区間を廃止した。猪谷線もその一つ。市中心部から20キロ以上南の中山間地域にある庵谷地区を走っていた。市街地へ向かうための重要な路線だった...